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弁護士の選び方とは?

弁護士の選び方について

既にご覧いただいた方もおられるかもしれませんが、「月刊経理ウーマン」(株式会社研修出版)8月号で中小企業向けに顧問弁護士の活用法について書いています。雑誌では、顧問税理士という観点で書いています(詳細は是非雑誌をご覧ください)が、一般的に弁護士をどう利用するかという点でも参考になると思いますので一部抜粋します。

「弁護士は、敷居の高い存在でなかなか相談できない」などと思われがちです。確かに弁護士にはいろいろなタイプの人がいます。男性・女性はもちろん、ジャニーズにいてもおかしくないイケメン弁護士や子育てを実際に担当していて家事育児について理解のあるイクメン弁護士、口から生まれてきたような押しの強いタイプの弁護士や物腰ソフトなお父さんタイプ、寡黙だけど博識な物知りタイプなど・・・言い出したらきりがありません。
様々な弁護士の中からどのように探して、自分に合うタイプを選び出し相談するにはどうしたらいいでしょうか。
弁護士を探す一番の方法は、知人から紹介してもらうことです。紹介者がいる方が相談者も私たち弁護士も、その「紹介者」を通すという点で最初からある程度の信頼を形成することが出来るからです。紹介者がいない場合には、各弁護士会に「法律相談センター」があり、そこに申し込んで相談してみることで弁護士を探すこともできます。また最近では、インターネットで法律事務所を探すこともできます。
ただ、注意したいのは探したとしても、依頼は皆様が「安心して相談できる弁護士」に依頼することです。最初から依頼ありきではなく、まずは法律相談で弁護士と直接話をしてみて、実際にその弁護士が自分にとって合うタイプか利用しやすいかどうかを試してみるという方法をお勧めします。
では、利用しやすいとはどういうことでしょうか。私は、次の3つの観点から判断することをお勧めしています。

① いつでも相談ができること
② 自分と相性がいいこと
③ 価格が適正であること

特に大事なのは、費用的なことを除けば①かもしれません。緊急時に打ち合わせすらできないのではせっかく依頼した意味がありません。具体的には、弁護士との連絡方法がどうなっているか(電話、弁護士の携帯電話、電子メール・・・どこまでの連絡方法が使えるのか)、弁護士不在時の連絡に対してあまり時間をおかずに弁護士から返事をくれるか、などなど、弁護士によって方法は異なってくるかと思いますが、いずれにしても「すぐに相談できる体制があるかどうか」が重要です。
②「相性」も意外と重要です。「安心して相談する」ためには、家族や友人のように仲良くなる必要まではありませんが、話すのを躊躇するような人間関係では勿体ないです。せめて、「この人なら安心して話せる」と考えることができるくらいの相性の良さは必要でしょう。「相性」ですから、弁護士の雰囲気や態度、話し方など、どこで判断するかは人それぞれでしょうが、「この人と話して不快じゃないか」を考えてみるのは大切だと思います。
③価格は重要です。各法律事務所には報酬基準があり、弁護士は求められたら見積書を出すことが義務になっています。当事務所でも報酬基準(の説明)をホームページに公開しています。ある弁護士に関心を持ったら遠慮しないでまずは、報酬基準を示してもらい、見積書を出してもらいましょう。できれば事件終了時の報酬まで出してもらうのが一番良いです。

当事務所のホームページにも「ご挨拶」ページに私の想いや経歴を掲載させていただいていますが、まずはお会いして本当に安心して相談できる弁護士であるかどうかを実際にご自身の目で確かめていただきたいと思います。皆様にとって、弁護士への依頼というのは一生に数度あるかどうかの問題です。貴重な出会いとなるように慎重に選んでください。




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